呼吸器内科のご案内
呼吸器に関する疾患に特化した「呼吸器外来」(担当小林医師)を設け、専門的な診療を行っております。咳や息切れなどの症状でお悩みの患者様に、安心してご相談いただける医療サービスを提供いたします。
☆ 診療の特徴 必要に応じて、胸部レントゲン、呼吸機能検査、血液検査などの検査を行い、正確な診断を目指します。他の専門医療機関(大学病院等)と連携し、必要な場合は迅速に高度医療を受けられるようサポートいたします。
以下の症状が認められる方は、もしかしたら喘息かもしれません。ほとんどは専門医の聴診で診断できます。成人・小児を問わず御相談ください。
主な診療内容
長引く咳や息切れに関する診療
数週間以上続く咳、息苦しさ、痰が絡む症状などについて詳しく診察し、適切な治療を行います。
気管支喘息
繰り返す咳や喘鳴(ゼーゼー音)がある場合、気管支喘息が疑われます。
必要な検査・呼気検査等を行い、症状のコントロールと予防を目的に、吸入薬や内服薬を中心とした治療を行います。
- 風邪を引くとゼイゼイが長引く
- 小児喘息と言われた
- 季節によって調子が悪い
感染症による呼吸器の不調
肺炎、気管支炎、結核など、呼吸器感染症の診断と治療を行います。必要に応じて胸部レントゲンや血液検査を実施します。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
夜間のいびきや日中の眠気が気になる方に対して、在宅で可能な検査や治療を提供します。CPAP(シーパップ)療法を含む最適な治療方法をご提案します。
症状として「いびき」だけでなく、「日中のやる気の低下」「集中力の低下」「インポテンツ」などがみられます。
自宅で検査機器を一晩装着していただきます。結果で異常があれば、病院で一泊検査入院に御紹介いたします。
※ CPAP(Continuous Positive Airway Pressure:経鼻的持続陽圧呼吸療法)は、圧力を加えた空気を鼻から送り込むことによって、気道の閉塞を取り除く治療法です。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
喫煙歴のある方で息切れや咳が長引いている場合、COPDの可能性があります。早期診断と治療が重要です。
レントゲン検査と、肺活量検査で診断できます。 長く続く咳・痰・息切れの方、在宅酸素療法を御相談ください。
禁煙外来
肺癌、慢性気管支炎、肺気腫、COPDといった肺の病気だけでなく、心疾患(動脈硬化、狭心症、心筋梗塞)、各種内臓癌(舌癌、咽頭癌、食道癌、胃癌、肝癌、膵臓癌、腎癌、膀胱癌など)、認知症、 インポテンツ、禿、シミ、皺、クスミ、入れ歯の原因となります。
そして、副流煙はさらなる害をもたらします。 愛する周囲の皆さんの為にも禁煙しましょう。
間質性肺炎や肺線維症(膠原病関連疾患)
息切れや肺の慢性炎症が疑われる場合に、胸部レントゲン検査、血液検査(血液ガス検査含)、呼吸機能検査を通じて診断を進め、専門的な治療を行います。
「肺線維症」と言われる病気は粉塵だけでなく、膠原病(リウマチなど)の一種の事もあります。気になる症状の方は御相談ください。
一般検査の後、専門医療機関への速やかな御紹介受診をお手伝いします。
アレルギー性疾患
花粉症やアレルギー性鼻炎が原因の咳喘息やアレルギー性鼻炎・花粉症・蕁麻疹などの呼吸器症状にも対応しています。
喘息、過敏性肺臓炎、好酸球性肺炎などアレルギーと気管支、肺は強く関連しています。 季節や特定の環境で「咳」「息苦しさ」「くしゃみ」などあれば精密検査します。
咳が止まらない、息切れがする、胸が苦しいといった症状は、日常生活に大きな影響を与えることがあります。早期の診断と治療が健康の維持につながりますので、お気軽に呼吸器外来にご相談ください。
肺癌
健診(検診)で精密検査を指示された方の相談をお待ちしています。 その他、肺癌の治療終了後の定期健診、在宅への往診、在宅療養のお手伝い、緩和ケアも致します。セカンドオピニオンも可能です。
非結核性抗酸菌症
健診でみつかる、比較的頻度の高い病気です。
致死的な病気では無いので、気長に付き合いましょう。総合病院で治療をする事が多いですが、日常の業務にお忙しく、通院困難な方は御相談ください。